タスクスケジューラ通知V2

このアプリケーションはタスクスケジューラのタスクを全部一覧で見れてタスクやプロセスの実行に合わせてPCがスリープするのを防ぎバッチ等を実行できます。その他にも色々出来ます

見た目も中身も汎用なので用途は限定していませんが元々は録画系の補助ソフトとして作成したものです。
おもな機能は
・プロセス監視(ログ、スリープ回避、コマンド発行、優先度・電源モード変更)
・スリープ回避:システムアイドルタイマーの停止(拒否)
  30分単位で停止、常時停止、曜日時間で停止、プロセス監視で停止。
・タスク予定時刻にコマンド発行
・タスクの予定通知、と失敗タスクの通知(メール通知可)
・タスクとフォルダーの操作(実行・無効・有効・停止・削除・作成・編集・コピー)
・モニターオンオフでのコマンド発行
・AC/DC電源切り換えでのコマンド発行

タスクスケジューラ通知V2のダウンロード(SchdNotify_ZIP)
対応OS:Vista以上、 バージョン: 2.0.3.9 (2017/08/28)

失敗タスクのメール通知機能単体アプリは以下のリンクへ:
失敗したタスクのメール通知ページ 2017/05/06 更新


・システムアイドルタイマーとは?
コントロールパネルの電源管理で設定する値です。PCの負荷が低い状態だとこの値からカウントダウンしていってゼロになるとディスプレイの電源オフやPCのスリープが発生します。

・簡単なシステムアイドルタイマーの停止操作
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今から2時間番組を見るので無操作でもディスプレイをオフにしない、スリープもさせたくない時に便利です。

初期設定ではスクリーンセイバーも同期して無効化します。または停止を選べます。
●タスクスケジューラ通知V2の説明
このアプリケーションの主な目的はタスクスケジューラに登録したタスクの状態を知る事と、実行時にスリープ解除が設定され起動された操作をアイドルタイマーに邪魔されずに最後まで動作させる事が狙いです。

Vista以降?のWindowsの仕様でスリープ解除タイマーで自動復帰した場合は、2分間無操作でアイドル状態が続くとWindowsは2分後に再度自動的にスリープ状態に戻ります。
自動復帰した状態中にユーザーが操作をすると2分間のタイマーは15秒間隔でリセットされます、その後ユーザーが操作を終えてアイドル状態が2分間継続するとコンピューターはスリープ状態になります。

スリープ中にユーザーの操作(マウスやキーボードのタッチ)で復帰した場合は電源オプションで設定された「コンピューターがスリープになるまでの時間」が適用されます。休止中からの電源ボタンでの復帰もこれと同じです。

MSDN System Wake-up Events (※unattended idle timer to at least 2 minutes)の説明

本来はタスクの実行で起動されるアプリケーション内でコンピューターがアイドル状態に移行するのを拒否するフラグを立てると2分間のタイマーは無視されてスリープ状態に戻ることは無いのですが、すべてのアプリケーションがフラグを立てる作りになっているわけではありませんし、むしろ録画やデフラグ、ダウンローダーの様なソフト以外ではフラグを立てるような事はしていない方が普通です。

●簡単にタスクスケジューラ通知V2の動作を説明すると下の図のような動きになります。
タスクが10:00に実行される設定になっている場合に機能で「5分前スリープ解除」と「アイドル拒否」で30分間を指定すると以下の様にコンピューターを管理します。
1: コンピューターがスリープか休止に移行する時に9:55に復帰する解除タイマーをセットします。
2: 9:55になるとコンピューターがアイドル状態を無視する様にフラグを立てて稼動状態を維持します。
3: 10:32になるとフラグをクリアしてコンピューターを元のタイマー管理下の状態へ戻します。
4: その後コンピューターのアイドル状態が2分間継続すると自動的にスリープ状態に戻ります。
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※ユーザー操作で復帰していた場合は4番目は実行されずに電源オプション時間が適用されます。
※アプリケーションが終了するとアイドルを無視するフラグはクリアされます(異常終了含め)。
※10:00に起動したタスクの操作がいつ終わるのかが問題です。録画ソフトなら終了時間が決まっているので設定は簡単ですが、普通は画面の前で見てない限り知ることは出来ないのでアイドル拒否の時間は操作が完了するのに十分な値にするか、または起動されるプロセスを監視することが出来ます。

●失敗したタスクの通知
ポップアップ通知と電子メールでの通知を選べます。通知は接続しているスケジューラ単位に定期的にチェックして行います。通知とは別にタスク個別の結果コード(戻り値)毎に再実行や無効化、任意のコマンドの発行が可能です。

●プロセスの監視
この機能はタスクスケジューラとは無関係で、独立した追加機能です。指定されたプロセスの起動中はアイドル拒否状態になりシステムの稼動を維持します。監視条件にはプロセスが起動された時のコマンドラインパラメーターも含められるのでsvchost.exeの様な物でも個々を識別できます。検出時と終了時の両方で、ポップアップ通知と任意のコマンドの発行が可能です。

●各コマンドの発行
タスクに関係するコマンドには変数でタスク情報の一部(可変値項目)を渡す事が出来ます。
プロセスに関係するコマンドには変数で検出したPID・イメージパス・パラメーター・戻り値を渡せます。
ユーザー定義タイマーのコマンドには特に何もありません。

アプリケーション全体です、これ以外に設定・選択・編集系画面が付随します。
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関連;タスクスケジューラAPIに関するコメント等は以下のページの中段以降です
タスク スケジューラ 検索

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投稿日: 2012/07/13 | カテゴリー: ソフトウェア、ハードウェア, タスクスケジューラ, ツール、アプリ | パーマリンク コメントする.

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